ガイガカウンタ・簡易モニタリングポスト製作日記(1)

  • ガイガーカウンタKITの製作
  • 福島第一原発の事故以来、残念ながら私たちは放射線の脅威にさられることになりました。今でも避難されている方々は本当に大変だと思います。心からお見舞い申し上げます。

    私の住んでいる所は幸い事故の影響は軽微でしたが、それでも隣の市で栽培されている狭山茶の一部が販売停止になるなど、いくらかは影響があるようです。

    行政でも放射線の測定を行ってくれいていますが、放射線の計測機器があれば何かと便利です。放射線に関する知識は持ち合わせていないので、いろいろなサイトで勉強させてもらいました。

    値段的に手が届きそうな市販のガイガーカウンタでは、放射線強度の精度は余りあてにならないとの情報を得ましたので、いっそのこと自分で製作することにしました。持ち歩いて計測が出来て、さらには現在稼働しているLINUXサーバ(Debian squeeze)に接続し常時観測できるような物をめざしました。

    方々のサイトで製作記事を見せてもらいましたが、オシロスコープなどの測定器が無い事がネックになって、部品を一から集めて製作は難しいようです。一式揃っている手ごろなキットを物色する作戦にしました。

    まず最初に目についたのは、ストロベリー・リナックスさんのUSBガイガーカウンタキットでした。これはα線も検出できるみたいです。ただ残念なことに私がWebを見た時は商品入荷待ちの状態で、いつ発送していただけるかわかりませんでした。他のサイトでもガイガーカウンタキットは人気で品切れになっている所が多くありました。

    方々検索をして見つけたのが、「ちっちゃいものくらぶ」さんが出している商品です。「ガイガーカウンター Geigerduino standard」と言います。このキットでは、もっとも良く製作記事に出てくるロシア製のSBM-20というガイガーミューラー管が使われています。

    値段も9500円とお手ごろです。電源はエネループなどのニッケル水素電池×4(4.8v)またはUSBから給電することが可能です。ATMEL社製マイクロプロセッサATMEGA328Pを使用して、Arduino互換だそうです。早速購入の手続きをしました。

    注文をした後で発見したのですが、若松通商さんで売っている放射線簡易モニタリングポストMark2もなかなか良さそうでした。LANコネクタが標準で装備されていてpachubeなどにデータを送ることができるみたいです。ただ、こちらはACアダプタ使用と書かれているので、外に持ち出して計測するのは少々工夫が必要かもしれません。

    注文の品物が届き、久々に半田コテを取り出して、早速組み立てです。説明書は同梱されていないのですがWEBで丁寧に組み立て方が解説されています。部品の数もそう多くないので1時間程度で半田付け終了です。半田付けの経験がある人は簡単に作ることができると思います。

    また、このキットにはケースが付いていないので適当な入れ物に入れる必要があります。オプションですが、ちっちゃいものくらぶさんでは、とても小型で持ち運びに便利そうなケースの販売もしてくれます。私はβ線を遮るシールドを付けたかったので、ポリプロピレンで出来ている半透明の小物入れをケースにしました。

    最後の配線チェックを終えて、電源を入れます。緊張の瞬間ですね。するとバックライト付の液晶表示機が点灯し、LEDがチカチカと灯り計測をはじめました。やりました、完成です。

    このキットでは1分間に何回放射線が検出されたか(CPM値)だけが表示されます。表示部バックライト付のLCD2行で、1行目には10秒間(放射線の強度によっては5秒間)のCPM値、一分間の移動平均CPM値、スタートからトータルのCPM値、都合三つが表示されます。2行目にはカウントしたCPM値をバーグラフにした物と経過分数が表示されます。

    ちいちゃいものくらぶさんではこのプログラム(Arduinoではスケッチと呼ぶそうです)を公開していますので、自分流にこれを改造することができます。この事もこのキットを選択した大きな理由の一つでした。ちいちゃいものくらぶさんのWeb上では、有志の方がμシーベルト表示にするスケッチを公開されていました。

    自宅の部屋で計測すると、時間とともにランダムに変化して6~30CPMを記録しました。放射線の量が一定で無いことが良くわかります。平均すると17~18CPM程度です。部屋の外もだいたい同じ数値でしたが、雨どいの水の流れ落ちるところだけは計測すると少し高く表示されました。

    higuchi.comさんのサイトを参考にさせていたくと、SBM-20では大体

    (CPM値-13)÷132=μSV/h値

    という関係だそうです。18CMPで計算しますと 0.038μSV/hとなります。自分の住んでいる所の放射線量が低いという事はとても幸いでした。

    大きめのユニバーサル基盤の上にレイアウト、ステンレスパイプをβ線シールドに

    大きめのユニバーサル基盤の上にレイアウト、ステンレスパイプをβ線シールドに

    ガイガカウンタ・簡易モニタリングポスト製作日記(1)” への2件のコメント

    1. ピンバック: ガイガーカウンターキット GC10 データをグラフ化 » SteadyRollin.net

      • SteadyRollin.netさんこんばんは。私の記事がほんの少しだけでもお役に立ててうれしいです。今後ともよろしくお願いいたします。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です