さて、もう1台ガイガーカウンタを製作するのですが回路をどうするか?です。一番簡単な方法は、先日の「ちっちゃいものくらぶ」さんが出しているガイガーカウンタキットの「ガイガー菅無し」のセットを購入することです。6500円と値段も手ごろですし、こちらは前回製作の実績もあります。問題が生じる余地がありません。
しかし、私は丁度ガイガーカウンタの動作原理がわかって有頂天になっていた所でしたので「Arduino + 高電圧ユニット」という組み合わせで作る、イバラの道を選択しました。
さっそく、これまた「ちっちゃいものくらぶ」さんのちびでぃ~の2というArduino互換キットを注文いたしました。このちびでぃ~の2は LCDまで付ているフルセット版が1500円、基本セットが1000円という低価格です。電源レギュレータICがないので7~12V電源は使えませんが、それにしてもすばらしい商品です。
続いて、ガイガー管の高電圧ユニットですが、こちらはネットで検索してもなかなか良いものがみつかりませんでした。仕方なく部品を集めて組むことにします。検索するとタイマーICを使った回路図や特殊なトランスを使用した回路図が発表されています。しかし、いずれも電圧の調整が必要みたいです。情報では、内部抵抗の関係で、普通のテスタではガイガー管にかかる電圧を測る事ができないそうです。電圧がわからなければ、それを調整する手立てがありません。
ものは試しに、手持ちのSBM-20の回路を測ってみることにしました。私の安物テスターの内部抵抗はわからないのですが、そんなことはかまわず実験です。測定してみるとやはり結果が変です。400V程度あるはずなのですが、一桁たりない数値です。
WEBでは高い数値の抵抗で分圧して計測する方法もかかれていましたが、費用がかかりそうです。調整なしで400Vを発生できる方法を懸命に検索しました。その結果e電子工房さんの「ガイガーカウンタ用高電圧電源(CK1026,SBM20,J408γ用回路」に、ようやくたどりつくことができました。e-電子工房さん、大変ありがとうございます。感謝します。
入手しやすい部品のみで構成されていて、パルス幅で電圧を制御するので、こちらに書かれている定数で部品を組み立てれば、きっと目的の電圧になるはずです。問題はパルスを発生するPICです。PICとはマイクロチップ・テクノロジー社が作っているマイクロコントローラです。秋月電子通商の広告では良く目にしますが、残念ながら私は現物を見たことがありません。PICを使って作るとなるとプログラムを焼くPIC用のプログラマをも購入せねばなりません。
考えに考え抜いた結果、上記で使われているPICチップをAVRのATMEGA168に置き換えることにしました。2足のワラジをやめてAtmel AVR1本に絞ります。部品は秋月電子通商、千石電商、鈴商、以上3店ですべて揃いました。秋月電子では3000円という安い値段でしたので、「ATMEL AVRISPインシステム・プログラマー AVRISPmkII」 まで買ってしまいました。結局買うことになるんですね、プログラマは。
通販で購入したのですが、いろいろと欲望がふくらんで、不必要なものまで買ってしまったようです。(勢いで秋月電子ATmega168/328マイコンボードキットまでも買ってしまった…)自宅のPC前に座っているはずなのに、なぜか気分的には鉄火場にいるように熱くなっています。あたかも何かに憑かれたようにクリックが止まりません。ショッピングカートの品物がどんどん増えていきます。知らないうちに購入金額は福沢諭吉先生一人では納まらなくなってしまいた…. もう、失敗はゆるされません。
燃えてらっしゃいますね~ GM管ガイガーカウンタは、高圧回路が肝なんです。 高インピーダンスの高圧ですから、電圧の計測が難しいので、フィードバック付の回路を使うと安心ですよ♪
tomonさん、コメントありがとうございます。参考にさせていただきます。
先日は「ガイガーカウンターGeigerduino standard」を譲っていただき、ありがとうございました。とても調子が良いです!毎日バリバリと観測しています。
事後報告になってしまいましたが、今回もtomonさんのスケッチを使わせていただきました。ありがとうございました。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。